美瑛駅の裏側で宿とレストランカフェを営む、山田浩二さん。レストランでは美瑛産和豚もち豚を使ったメニューなど、美瑛産にこだわり営業されています。美瑛のご当地グルメ「カレーうどん」をはじめた頃のお話とともに、これからの美瑛について伺いました。
“ 父親の代は美瑛で小さな木工所を営んでいて、その手伝いを仕事としていた時もありました。1989年に当時美瑛のマチナカには宿泊施設がなかったので、泊まれるレストランをやろうと考え、2002年に丘の宿こえるをはじめました。そして、特徴のあることをやろうと考え、美瑛産イノブタのすき焼きを提供してみたり、美瑛産和豚もち豚を仕入れるようになったり、徐々に美瑛のものを使っていきました。2012年には、店内リニューアルとともに丘の宿こえるの店名を残しつつ、駅の見えるレストラン&カフェKOERUとして新たにはじめました。 “
“2005年にカレーうどんをはじめました。下川町では「うどん」、富良野市では「カレー」をやっていたので間をとって「カレーうどん」(笑)。でも美瑛には小麦がある、野菜もある、そして豚もある。条件は整っていました。カレーうどんを美瑛のご当地グルメとして浸透させようと、町内の熱意のある人たちがチームになり、一丸となり進んでいきました。その結果、お客様を呼び込むことができましたし、様々な人ともお付き合いができました。お店で提供しているカレーうどんは、美瑛産にこだわりながら続けています。“
“まず、人口減少をどうするかということが肝心です。美瑛町は農業を基盤として、商工業、近年では観光のマチなので、全体として連携しながら人口減少に向き合って行かなくてはいけません。そして次に観光客が歩いて楽しいマチナカにしたいです。滞在型の観光が大切で、地元のお店とともに発展していければと思ってます。こんなにたくさん観光客が来ているのだから、彼らが楽しめると思うようなものを考えて、リピートしてもらいたい。そんな好循環を作っていければいいですね。“