色合いの変更
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【体験記】日本一早い紅葉の絶景! ミニミニ十勝岳トレッキング

大雪山国立公園、十勝岳の中腹にある望岳台より、1時間程のミニミニトレッキングです。
山頂までは片道3時間ぐらいかかってしまいますが、ここでは最後まで登らずに
山の中腹の散策を楽しむことを目的としています。
登頂を目指すものではないので、登山が初めての方も景色を楽しみながら、自分のペースで登ることができるおすすめのプランです。


まずは今回の舞台となる望岳台へ移動します。
白金からしばらく車で上がっていくと見られるこの景色!
広葉樹の黄色と赤、針葉樹の緑が見事な絶景を生み出しています。

世界的に見ても、3色の紅葉を見ることができる地域はとても狭く、北海道よりも北になると緑と黄色の2色になってしまいます。
車の中から眺めるこの景色も、とても貴重なものです。


望岳台に到着!お手洗いや自動販売機はこちらの「十勝岳望岳台シェルター」で揃っています。
これからの旅に備えて、お手洗いと水分確保は忘れずに。

早速トレッキングスタート♪この時点でもびっくりするポイントが・・・!
上を見ると、今にも手が届きそうなほど近くにある雲、そしてそれによって山に光と影がくっきりと映り、
なんとも幻想的な風景を見ることができます^^

山のてっぺんを見てみると、ねずみ色の噴煙がもくもく。
実は十勝岳の噴火は30~40年周期と言われており、前回の噴火から30年過ぎた今、近い将来噴火が考えられる活火山です。
ちなみに「十勝岳」という山の名前は、十勝地方を南流する十勝川の源流にあたることから名づけられたと言われています。
一説によると、「十勝」とはアイヌ語の「トカプウシイ(乳房・ある・処)」に由来し、乳が出るように流れと途絶えない川を意味したと伝えられています。

登っていると途中で見られるのがこの慰霊碑。
こちらは大正時代の十勝岳噴火で亡くなられた方の慰霊碑で、
この時の噴火は死者や行方不明者が合わせて144名という大きな被害がありました。
十勝岳は美瑛町の歴史に大きく関係しているということが分かります。

このプランでは、普段は見ることのできない高山植物も見ることができます。
上のきれいな紫のお花は「リンドウ」という高山植物で、秋の代表的な山野草です。
ここで見られるのは「エゾオヤマリンドウ」という名前です。

こちらの白い丸がいくつもついている植物は、見た目の通り「シラタマノキ」と言われており、
高山の日当たりの良い岩石地などに群生する植物です。この日はいたるところで「シラタマノキ」を見ることができました。
写真のものは真っ白ですが、薄く赤みがかったものもあるそうです。

こちらの「白銀荘」と書かれている看板がこのプランのゴール地点です。ゆっくり自分のペースで登ったとしても達成感は味わえます^^

後ろを振り返ると、美瑛町を真上から見下ろせます♪まさに絶景!

●体験プランの詳細はコチラ!→日本一早い紅葉の絶景! ミニミニ十勝岳トレッキング

●おまけ ~香港のお客様とのミニミニ十勝岳トレッキング~

今年の夏に、香港のお客様をご案内しました!
香港でも山のトレッキングは有名ですが、歩く場所が整備されているところがほとんどだそう。
ここのように自然なままのトレッキングは体験したことがなく、とても貴重な体験だと言っていただきました♪

地元ガイドが案内する「十勝岳ミニミニトレッキング」。
きっと、新しい発見がたくさんありますよ*