色合いの変更
色合いの変更

1981年に埼玉県から農家の嫁となるために美瑛に移住した新田さん。当時の美瑛は、砂利道も多く、まだまだ家も少ない、まさに「何もないまち」だったそうです。そこから農業を仕事にしていき、美瑛ではじめてアスパラの直送販売をはじめることになります。

驚きの連続。農家の嫁。

“18歳で小樽市役所に「北海道のひとと結婚がしたい」と手紙を書いたくらい北海道が好きで、いつか移住したいと思っていました笑。それが結局美瑛にくる事になったのですが、いざ北海道に来ると想像していなかった事ばかり。北海道の農業は大規模なので全て機械でやるものだと思っていたけど、手作業もたくさんあるし。もう夜は家で一人では寝れないくらい静かでしたし。はじめての冬は息ができなくなるくらい冷たい空気に驚きました。でも今は、そのすべてが大好きですし、観光客のみなさんにもそういう所を体験してもらいたいですね。 “

美瑛初、アスパラの直送販売から30年。

“私は本州出身だったので、採れたてのアスパラを親戚に送っていました。それが本当に喜ばれて、送った親戚がさらに知り合いにおすそ分けをすると、その人も送って欲しいとなり、30数年前に直送販売をはじめました。美瑛では一番早かったと思います。当時はそんな事をしている農家は誰もいませんでした。でも、その頃から個人のお客様も相手にすることで、いいものをしっかり作ろうと強く思うようになり、今では親子3世代で注文してくれる人もいます。 “

新田農園
住所:美瑛町美馬牛

「自然のまま、このままでいい」という考え


“私は普段の美瑛、普通の美瑛が観光客のみなさんにもおすすめしたいです。特に冬の美瑛。雪の降る音が聞こえるというか、音はしないのですが音がするように感じるくらいの静けさ。そういう自然のまま、このままの生活を引き継いでいけるといいと思っています。そして美瑛の基本は農業です。農業とそういう暮らしをどう守っていくかを考えていかなくてはいけません。 “

新田さんのmy BIEI