色合いの変更
色合いの変更

1961年に美瑛で初めて開店した喫茶店「すずらん」。その創業者をお父さんに持ち、一時閉店していたお店を再開させた佐々木良榮さん。現在は喫茶店を経営しながら、「手ぬぐるみ」という商品を企画デザインし、販売されています。お父さんの代から、現在まで幅広いお客さんが立ち寄る「すずらん」とこれからの美瑛についてのお話を伺いました。

 

喫茶「すずらん」をまたやろう


“私は生まれも育ちも美瑛ですが、進学後はアパレルメーカーで服のデザインをしていました。いつか美瑛に戻ろうという気持ちはあったのですがタイミングがなく、3年前に父が亡くなったのをきっかけに戻ってきました。その時に10年ほど閉めていた「すずらん」を復活させようと考えたのです。父の代から来てくれているお客様も戻ってきてくださっています。その中の年配のお客様が、すずらんに来て昔を思い出し「当時のラブレターを見たら『待ち合わせは、すずらんで』と書いてありました。」と話して下さり、とてもうれしかったですし、またお店をはじめて良かったと思いました。”

喫茶すずらん

住所:美瑛町中町1丁目5番35号 良栄舎1階
TEL:0166-64-6252
定休日:毎週木曜

「手ぬぐるみ」が紡ぐ地域の輪


“服のデザインを仕事としていましたので、染め工場さんとのご縁があり、オリジナル商品「手ぬぐるみ」の開発がはじまりました。最初は旭山動物園のグッズコンテストに応募し、グランプリをいただきました。この商品のコンセプトは、その地域の人たちに生産に関わってもらいながら作ること。これからの美瑛のお土産として新しい商品を企画しているので、このまちに新しい循環を作っていければと思っています。”

住んでよかったと思えるまちに

“今の美瑛は、観光で注目されているまちになっています。ですが、住んでよかったと思えることがまちとしては大切です。私たちは、ものづくりを仕事としていますので、仕事を通じて若い世代も楽しめる、いいなと思えるまちづくりに貢献していければと考えています。”

佐々木さんのmy BIEI