色合いの変更
色合いの変更

美瑛町には美味しいパンや焼き菓子、そしてご当地グルメ「カレーうどん」など美瑛産小麦にこだわるお店や商品が多い。また、有名うどんチェーングループにも選ばれた素材としても美瑛産小麦は注目を集めている。長年小麦作りにも取り組む、元JAびえい代表専務理事の浦島規生さんにその理由について、伺いました。

競い合うのではなく、学び合うこと。

“25歳で農業をはじめてから、33歳で経営を引き継ぎ、専務理事に就くまで美瑛で農業を営んできました。父の代から引き継いだ当時は、すぐには上手くいきませんでした。ですが、近くに牧場ができたことをきっかけに組織された堆肥組合のなかで、まわりの農家たちと経験やノウハウ、新しい生産方法などを研究し共有することで、より良い農作物をたくさん作ることができるようになっていきました “

特別な小麦づくりへの挑戦。


超強力粉「ゆめちから」が誕生してからまもなく、美瑛産小麦に大きなきっかけがあったそうです。
“東京でパンのお店を経営されている方が美瑛にいらして、美瑛でタンパク質を多く含んだ特別な小麦を作って欲しいと依頼がありました。それは、モチモチしたパンの食感を作り、冷めてもふっくらしたままになる特別な小麦です。日本でも有名なパンを作る方からの依頼に最初は戸惑いながらも、堆肥をまく時期、量、そして管理の方法を数軒の農家で試しながら取り組んできました。 “

そして、これからの美瑛。


“美瑛には、たくさんの観光客が来てくれてます。もしかしたら私たちの作った作物を食べてくれたり、小麦で作ったパンやお菓子をお土産にしてくれるかもしれません。それは、とてもありがたいことで農家にとってもチャンスになるでしょう。これからも、スピードはゆっくりでも着実に前に進んでいければ、このマチはもっと良くなっていくと考えています。 “

浦島さんのmy BIEI